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London Business School Executive MBA programについて
前回、Oxford について説明したので、今回はLondon Business School(以下LBS)を。
LBSもHEC Parisと同じく、ジョイントプログラムもあり、こちらはグローバルランキングも高いのですが、今回は単独プログラムのEMBAについて説明をします。
LBSのEMBAの特徴としては、主に以下の3つがあります。
1.UKとドバイの2箇所で実施
2.MBAでも培われているハイレベルかつバランスの取れたプログラム内容
3.LondonというLocation
一つ目について、LBSは週末に授業が開かれる、UK moduleと数ヶ月に一度まとめて2週間、といった形のブロックweek型のmoduleの2つがあります。
パンフレットによれば、授業の内容については差はないようです。そのため、日本から通学することを考えると、物理的にUK moduleは無理だと思うので、ドバイモジュールになります。
私の場合は、どうしてもイギリスで学びたい、という想いがあったのでドバイでなくUK moduleに出願しました。
二つ目は、LBSはなぜか日本ではMBAを目指す人以外知られていないのが不思議なくらいなのですが、世界的にはMBAのビジネススクールとしては、間違いなくトップ層に入ります。純粋なプログラムのレベルや入学難易度(GMAT等)で考えると、MBAではOxfordよりLBSの方が上になるかもしれません。LBSは教授陣についても、非常に有名なかたが揃っていること、また、選択科目の範囲が広く、よほどマニアックな分野でなければ、大抵の科目は揃っています。MBAに比べると、EMBAのRankingはかなり低く評価されている気がするのですが、この辺りは、残念ながら正確な理由は分かりません。ただ、HECもそうですが、ジョイントプログラムのあるスクールは、単独プログラムがランキング低めに出る傾向はあります。
三つ目は、Locationが挙げられます。これはOxfordと比較すると分かるのですが、やはりLBSはLocationもロンドンという都市のど真ん中にあり、経済界とのつながりも非常に深いため、ゲストスピーカーに有名企業のCEO・CFOクラスも気軽に講演に来るようです。MBAなどでは、企業の説明会なども頻繁に行われているようですし、ビジネスとの繋がりという観点では、LBSは強いと思います。
Oxford Executive MBA Said Business School programについて
前回、HEC Paris EMBAについて記載したので、次はOxford Executive MBA programについて取り上げます。 Oxfordは2016年のUniversity rankingで第一位を取得し、日本人に一番知られている海外schoolの一つです。
OxfordのExecutive MBAのGrobal Rankingは高く、Economistの2016年ランキングでは第2位となっています。 Financial TimesでもRanking 9位とのことで、世界トップレベルのEMBA Programと言えるかと思います。また、 ここ数年で、非常にランキングを上げています。Brexitの影響により、今後のランキングは不透明ですが、学校としての知名度を勘案すると、大幅に下落することはないのでは?と考えます。
プログラムの特徴としては、
1. 海外moduleが必修としてあること
2. カレッジシステムの採用
4. 21ヶ月に渡り計16週間のプログラム
が挙げられます。
特に、一つ目の海外moduleが必修として組まれていることから、文化やビジネスの多様性を肌で感じる貴重な機会になります。 選択科目で海外moduleがあるEMBAのschoolは色々とありますが、必修でしかも2 moduleプログラムに含めているところは、そこまで多くないと思います。
2016年時点では、インドと中国のmoduleがそれぞれ必修として設けられています。
さらに、選択科目でも海外moduleがあるため、その科目を取れば更に海外での経験を積むことができます。2016年現在では、海外の選択科目として、アメリカやアフリカなどがあります。
二つ目としては、カレッジシステムがあります。これは、Oxfordがジョイントプログラムに参加していない(出来ない?)理由の一つかと思いますが、各生徒、必ずどこかのカレッジに所属することになります。これは、EMBAやMBAといった、縦割りのプログラム別ではなく、Oxfordの在学生という観点から、横串をさしたようなシステムであり、学部生、院生、MBA、EMBAなどの生徒が混ざることになります。これにより、同じプログラム以外の生徒とも知り合いになることができ、視野も広がりネットワークとしても貴重な経験になります。恐らく、Oxfordを選ばれる方は、ランキング以外だと、この点が志望理由として必ず挙がると思います。
三つ目としては、プログラム期間についてですが、イギリスの中でも21ヶ月のプログラムは長いほうに属しています。ペースとしては4-5週間に1度、1週間という形になり、残りの期間はweb learningでフォローという形になります。日本とイギリスの物理的な距離を考えると、日本から通学するのは若干厳しいとは思いますが、それを補って余りある学びは得られるのではと思います。
Oxfordは従来からSocial Entrepreneurの分野が非常に強く、MBAのProgramなどでは、その辺りも強く推していますし、組み込まれています。ただ、EMBAに限っていうと、プログラムの性質上、企業勤めの役員の方も多いためか、Social Entrepreneurをそれほど強くは打ち出していないようです。そのため、良くも悪くも、通常のプログラムについては、バランスの取れたオールラウンド型と言えるかもしれません。そういう意味では、汎用性は高いと思います。
EMBAとMBAの違い
今日は、EMBAとMBAの違いについて記述してみたいと思います。
まず、最初に誤解を解いておかないといけないのが、EMBAというと、取締役や社長といった会社トップの事を指して、一般の管理職には向かないのでは?という懸念を持たれる方が多いと思います。確かに、生徒のなかには、そのような方もいらっしゃいますが、基本的には経験年数の多いマネージャーやシニアマネージャークラスが、将来のマネジメントを目指して、というケースが多いです。
日本でも幾つかEMBAのプログラムを開講している学校もありますが、MBAに比べると極めて少ない為、両者の違いについてご存じない方も多いと思います。大きく分けると、違いとしては、以下の3点が挙げられます。
1. EMBAは基本的に勤務しながらの受講が前提
2. EMBAは管理職向けのプログラム
3. 2.の結果、生徒の平均年齢がMBAより高い
それぞれの点について、以下細かく説明します。
1.の違いについては、EMBAは管理職のかたがキャリアを中断せずに勉強を行えるように、という趣旨から、勤務しながらのパートタイムプログラムが前提です。そのため、キャリアの中断が必要ないという、メリットもあります。この点はMBAとは異なり、MBAは通常フルタイムのプログラムなので、勤務されている方は休職もしくは退職して通うことになります。パートタイムの形態は学校によって異り、2か月に一度、2週間程度まとめて、というタイプもあれば、毎週週末の金・土で実施するタイプなどがあるので、この点は、ホームページやパンフレットで良く確認する必要があります。
2.については、MBAが将来性を重視しているのに対し、EMBAは実務経験を重視します。通常、出願の際に職務経験及び管理職経験が必ず求められ、かつその経験年数も、MBAより長くなりますので、自然と管理職経験が豊富なかたが多くなります。よって、授業中のディスカッションなども、実際の経験に即した深い内容で行える、というメリットもあります。
3.2.とも関連していますが、管理職経験を求めていることから、同時に生徒の平均年齢もMBAよりは高くなっています。MBAがだいたい28-9歳が平均年齢に対し、EMBAが38-40歳にという点も、重要な相違点になると思います。
EMBAかMBAでどちらに出願するか悩まれているかたがいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談下さい。
IELTS Speaking攻略法
続いて、IELTS Speakingについて。
これは独学 及びIELTSの講座を設けている某スクールに通っている時には全く分からなかったのですが、イギリスのIHという語学学校に通った際に、ちょうど講師が現役のIELTSの試験官であり、試験官の観点からのIELTS授業を受けることができ、それまでIELTSのspeakingの学習において力を入れるべき箇所を誤っていたことが分かりました。
IELTSのSpeakingは、いまいち採点ポイントが分かりにくいのですが、まずは試験の採点ポイントを把握することからはじめるのがいいと思います。これは、IELTSのHPなどでも公開されていると思います。もちろん、このSpeakingのCriteriaが明確であれば、誰も語学学校には通う必要もなく、ということになるのですが、残念ながらそうはなりません。が、このCriteriaを頭に入れて勉強を進めるのと、漫然と勉強をするのでは、成果が全く異なるのは、明らかです。
また、意外とIELTS Speaking練習の際にはおざなりにされがちなのが、発音とイントネーションです(特に後者)。私も、勉強当時は、あまり力を入れていなかったのですが、この点は予想以上に点数に跳ね返ってきますので、発音・イントネーションにも気を使ってください。少なくとも、ここを直すだけで0.5-1.0はscoreがあがると思います。私の経験上も、最も低いIELTS Speaking スコアが5.0だったのですが、最終的には7.0に達することができましたが、スコアアップの要因の一つは、発音・イントネーションと、模擬面接官の講師にも言われました。
こちら、厳密には、NativeにSpeakingの発音やイントネーションを修正してもらうが一番いいのですが、自分でも実施できる簡単な方法としては、Speakingの模擬テストをボイスレコーダーを使用して、自分の回答を録音しておき、あとでチェックする方法があります。LとRの発音などは、自分でチェックするのは難しいですが、イントネーションは確認できると思います。それでも難しいようであれば、リスニングの問題文を音読して、録音、聞き比べを行うのも効果的かと思います。
もし、具体的にIELTS Speakingの勉強方法について相談してみたいということでしたら、初回30分は無料ですので、問い合わせフォームよりご連絡下さい。
IELTS Listening攻略法
前回のIELTSReading攻略法に続いて、今回はIELTS Listeningの攻略法について
IELTS Listeningは、基本的に4つのパートから構成されていて、Reading同様にパート進むごとに難易度が上昇します。 パート2と3は、リスニングの問題形式によって、難易度前後することがありますが、パート1が一番易しく、パート4が一番難しいのは間違いないと思います。
ということから、IELTS Listeningの攻略方法としては前半のパートで得点を稼いで貯金を作り、後半で何とか取れるところを取る、というのが一番得点upにつながり易いです。
ただ、これでは具体的な攻略方法になっていないので、一つだけ、IELTS Listeningの具体的な攻略方法を。IELTSのListeningはTOEICと異なりマークシートではありません。また、聞き取った単語を書き取らせるタイプの問題も必ずあります。そのため、単語の綴りというのが重要になります。
このIELTS Listeningの攻略方法の一つ、単語対策ですが、幸い、マニアックで難解な単語というのは少なく、むしろよく使うがスペルはあいまい、、、という絶妙なラインでの出題がされます。例えば、私がIELTS Listeningの問題を解いていた際には、ワクチン、コレラ、といった単語が書き取りで出題されました。この単語自体を聞いたことない、というかたはいらっしゃらないと思いますが、正確にスペル書けるかた、となると正解率は5-6割しかないと思われます。実際に、イギリスの語学学校に短期で通っていた際も、この辺りの正解率はヨーロッパの方でも低い状況でした。そのため、攻略法としては、日常生活で使うような単語については、スペルを一つずつ徐々に覚えていく、というのが重要になります。
とはいえ、闇雲に単語を覚えても効率が悪いので、IELTS問題集のListening 問題の本文を利用して、単語の綴りをマスターしていくのが効率的かと思います。ただ、この暗記作業を長文読解の本文まで広げると、逆に広げすぎになり効率としては著しく落ちてしまうので、注意が必要です。
Readingほどではないですが、IELTS Listeningについても設問形式によって、重視する点が異なります。これが最初に述べた、パート2と3であり、人によっては難易度が逆に感じる原因にもなります。
この辺りの、問題形式と対策方法については、個別カウンセリングでお問い合わせください。