HEC Paris Executive MBA Programについて

HEC Paris Executive MBAについては、2016年11月現在、大きく二つのEMBAコースがあります。

一つ目は、HEC Paris単独で実施しているEMBA Program。
そして、二つ目は複数のEMBA schoolでジョイントで実施されるTRIUM Global Executive MBA
となります。

知名度的には、後者のプログラムの方が有名でEMBA ランキングの順位も高いのですが、ジョイントということもあり、通常のEMBAよりだいぶ学費も高くなります。 また、Work ExperienceでWorld wideで1位をとったこともあるなど、他のEMBA Programに比べて生徒がMatureなことでも有名です。 複数のスクールの雰囲気を味わえる、という醍醐味はある一方、単独スクールの独自性が少なくなる、というデメリットもあります。

そんなHEC ParisのExecutive MBA Programですが、今回は前者のHEC Paris単独のプログラムについて、簡単に紹介したいと思います。
HEC Paris Executive MBAの特徴を大きく3つ挙げると
①専攻科目としてブランドビジネスがある(major in Luxury)
②卒論・プレゼンがある(The Capstone Project)
③出願前のPre interview及びFinal interview でのBusiness Management Test
があります。

それぞれについて、もう少し詳細に説明をさせていただきます。

まず、一つ目。こちらはブランドビジネスに興味がないかたには全く関係ないのですが、HEC Paris Executive MBAの専攻科目としてブランドビジネスがあり、2015年のカリキュラム上は、フランスで一週間、イタリアで一週間の計2週間のmoduleとなっていました(2017年以降、イタリアmodule変更の可能性あり)。教授も、同業界では知らぬものがいない、といわれるほど著名なカプフェレ教授(日本語翻訳の著作もあり)。また、講師陣もLVMHなどブランド業界のトップマネジメントを揃えており、非常に豪華な布陣となっています。Luxury brandを授業として用意しているschoolは極めて少ないので、そういう分野を学びたいと考えているのであれば、HEC Paris Executive MBA programお勧めです。私が出願した理由の大きな理由の一つが、これでした。

二つ目の卒論・プレゼンは、EMBAではこれを大々的に打ち出しているところは少ないのですが、HEC Parisはこれが必修になっています。当然自分たちだけで全て作り上げる必要はなく、アドバイザーがいるので、方針や内容については、アドバイザーにも相談しつつ進めることが可能です。プレゼンまで含んでいるので、ビジネス的な視点で見た際にも、役に立つと思います。

三つ目は、実はこれはEMBA出願した中でもHEC Parisだけでした。出願前にFit checkのためにpre interviewが必ずあり、まずこれに通過しないと出願サイトにすら接続できません。また、Final Interviewで課せられている、Business Management Testも特徴的でした。こちらは、モデルケースがinterview一時間前に送られてきて、1時間後にそれに基づいて10分のプレゼン&質疑応答という形になります。授業のケーススタディを知ることが出来て、とてもやりがいもあり楽しかったですが、私が受験したときの設問は難解で(内容というよりは事例の趣旨が)、回答がなかなか大変でした。こちら、終わったあとに試験官とAdmission最高責任者の方から、interviewのfeedbackを受けたので、こちらのスクールを目指されるのであれば、Schoolの重視ポイントに沿った出願対策を実施できます。

フランス系の企業にお勤めでかつLuxury Brandの業界のかたであれば、HEC Paris Executive MBAは一番最適なschoolではないかと思います。

IELTS総論

ブログでは、自分のEMBAの受験プロセスについての、苦労した点等や勉強方法について記載していきます。初回ということで、まずはIELTSについて。

留学プロセスで最も時間がかかったのがIELTS。IELTSはTOEFELより簡単と言われて、軽視されがちなのですが、最も力を入れるべきところであり、IELSTのバランスのとれた英語能力がのちのGMATやESSAY、Interviewにもリンクしてくるので、勉強として腰を落ち着けて取り組む必要があります。幸い、TOEICと違い、テクニックよりは実際の英語力を図る試験になっているため、その点ではモチベーションになります。ただ、逆にいうと、スコアが急上昇しづらいので、早めに取り組むのが重要です。

私も、IELTSの勉強中には、ブリティッシュカウンシル、イギリスのInternational House, Simon, UK PLUSと色々と通ったので、その点については章を別建てにして、もう少し詳しく説明します。

結局totalでIELTS20回以上も受験をして、4年にも渡る長期間に及んでしまったのは本当に想定外でした。その長期間の勉強で実感したのが、正しい勉強方法×かけた時間であり、私の場合は前者の正しい勉強方法がなかなか理解できずに、期間が長引いた要因の一つでした。同じ落とし穴に陥らないように、という思いを込めてこの投稿を書いています。具体的な勉強方法については、個人個人の置かれている状況によって異なりますので、カウンセリングご希望であれば、初回30分無料ですので、当サイトよりお気軽にお問合せ下さい。