CV添削サービスは生成型AIに代替されるのか?

ここ最近、CV添削についてお問い合わせやサービスの受講を頂くことが多いので今回は、このテーマでブログを記載してみたいと思います。

まず、結論から述べると完全に代替されることはない、というのが私見になります。確かにここ1年で見ても生成AIの進歩はめまぐるしいものがあり、特に翻訳等の分野では目覚ましい進歩です。そのうえで、上記のように考える理由は3つあります。

  1. 合格するCVの型を生成型AIに学ばせるのが困難
  2. 生成型AIを利用するのにはプロンプトと呼ばれるAIによる指示が必ず必要になるが、どのようにプロンプトを実行すると、狙ったCVの形でoutputされるのかが特に生成AIに慣れていない方には難しい
  3. CVに記載すべきハイライト事項の取捨選択が困難

それぞれ、少しだけ解説したいと思います。1.については生成型AIに各校の合格・不合格CVを学ばせる必要があります。そのためには相当なサンプル数のCVが必要になりますが、その収集が非常に難しいという点です。また不合格の場合にはCVのどの部分がダメであったかのフィードバックが基本的にないため、AIも学習の際にどこがダメであったのかを認識が出来ないという点もあります。

2.については、仮にAIに合格&不合格のCVサンプルを十分に覚えさせたとしても、生成型AIを利用する側が適切にAIへと指示が出来ないと、クオリティの低い成果物が生まれてしまうという点です。ただ、この点は適切なプロンプトが一度確立されると、以後はそのプロンプトを利用すれば同クオリティの結果が出力されるので、3つのなかでは一番技術的ハードルは低いと考えます。

そして最後の3.ですが、ここが恐らくAIに代替されるのが最後になる部分かつ、人間の留学カウンセラーの存在意義かと考えています。つまり、実際に話をしながら過去の経歴やアチーブメントなどをブレインストーミングで次々出して頂き、その中でCVに記載していくものを取捨選択をしていうという作業は、やはり人とのコミュニケーションの方が遥かに勝ってる状況になっています。

上記で述べた3点も今後の技術革新で解消される可能性はもちろんあります。また、CV作成の時間短縮という意味では間違いなく生成型AIは寄与すると思います。しかしながら、完全代替という意味ではまだその時代は到来していないと考えます。

もし人間による”EMBA・MBA合格に近づく”CV作成を考えているかたは、ぜひ問い合わせフォームより問い合わせ下さい。