ビジネススクールの選び方 – アカデミック vs ビジネス

今回はビジネススクールの選び方の視点のうち、特にアカデミック vs ビジネスという観点をテーマに取り上げていきます。学校選びで悩まれているかたは、ぜひご一読下さい。

EMBAやMBAのビジネススクールを選ぶ際には、色々な観点があり学費や期間はもちろんですがそれ以外にアカデミックかビジネスか、という視点もあります。こちらは明確な定義が難しく主観も多く入ってしまうところでもあるのですが、総合大学から発生したビジネススクールかビジネススクール専門として設立されたかという違いが一つあります。

また、実務家教員の比率が極めて大きい場合は実務寄り(ビジネス寄り)になり易く、逆に純粋な研究職の教員の比率が大きい場合は、アカデミック寄りになり易いと言えます。前者の例がHEC ParisやLondon Business School、後者の例がOxfordやCambridgeなどが挙げられます。

アカデミックの特徴としては、伝統的理論についてもしっかりと学ぶ。最先端の実務というよりは、そこも少し補足としては取り扱うものの、ベースは基本理論というパターンが多くあります。一方ビジネス系はケーススタディの比率が非常に高いことや、有名企業の役員などを授業に招いたりと現実のビジネスの世界から理論へというパターンが多く見受けられます。

この2つは優劣はなく、どのような環境で自分が学びたいかという観点で選択して頂けると後悔がないと思います。ちなみ日本のビジネススクールではグロービスや名古屋商科大学などが、ビジネス系にかなり寄った学校になっています。

もし、どちらの系統のスクールを選んだら良いか悩んでいる場合は、ぜひ問い合わせフォームよりご連絡下さい。