先日、受講生のかたとケンブリッジのEMBAエッセイテーマを考える機会があったので、今回はケンブリッジEMBAのエッセイを取り上げて解説してみようと思います。設問数が多いので3回に分けて、解説したいと思います。
まずは、以下がケンブリッジEMBA2022年9月入学のエッセイテーマの抜粋になります。
Please describe your management experience. (150 words)
Describe your primary job responsibilities;
- type and size of internal and external teams with which you work or supervise
- type and number of clients or projects you manage;
- size of budget or revenue for which you are responsible;
- international experience or exposure (250-word limit)
What has been your most significant professional challenge? (200-word limit)
What has been your most significant professional achievement? (200-word limit)
Please provide a personal statement. It should not exceed 500 words and must include the following:
- What are your short and long term career objectives?
- What skills/characteristics do you already have that will help you to achieve them?
- ①What do you hope to gain from the degree programme and ②how do you feel it will help you achieve the career objectives you have?
In your own words, please answer the following essay: Who would you like to hear from as a contemporary guest speaker on the Executive MBA programme, and what would you hope to learn from them? (Maximum 500 words)
まず、合計で約1,800 wordsと、前回解説したLBSよりは分量多いものの、EMBAのエッセイとして考えると分量は少な目、になると思います。そして、上記のように、設問が多い場合には、まず設問を大きくカテゴライズして、それぞれ何を問われているのか、を確認するのが重要になります。
ケンブリッジの場合は、大きく3つのポイントを聞かれており、それは、①過去のキャリア②将来の目標及びEMBAプログラムについて③ケンブリッジEMBAのゲストスピーカーについて、となります、オックスフォードやLBSと同様に最終設問が、学校独自色の強い設問になっています。以下、具体的に解説していきます。
大問1については、過去のキャリアについて、の設問であり、基本的にはCVを作成する段階で棚卸が出来ていると思いますので、そこまでエッセイとしては難しいものではないと思います。注意点としては、以下の2点になります。
1. 小問1のMaangeriment experience については、学校の要求しているマネジメント経験を満たしている、という点を明確に記載する必要があること
2. 小問3については、チャレンジの経験を通じて何を学んだか、を軽く触れること
2点目については、チャレンジだけを書いてしまうと、こういう点が大変でした、以上。のようになってしまい、確かにこれでも設問には答えており、×ではありません。しかし、読み手からすると、候補者の成長が読み取れず、少し物足りないエッセイになってしまいます。そのため、学びを入れるとプラスアルファになります。ただし、注意しないといけないのは、この設問は”チャレンジとそこから得た学びを述べよ”、という設問ではないので、学びについては簡単に触れるのみ、に留める点が重要です。