今回はEMBAかMBAのどちらに出願したら良いか悩んだ際に、どう考えたらよいか?というテーマを取り上げてみようと思います。
まず、結論から述べるとこの場合はEMBAのような絶対的な回答は残念ながらありません。というのは、私がOxfordのEMBAを受験した際にはこの辺りのEMBAとMBAの境が比較的明確であり、かつ各スクール大体共通でした。つまり、ヨーロッパ系のEMBA, MBAでは以下のようなざっくりとした区分がありました。
以前(10年前)のEMBA vs MBA
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管理職経験が5年以上か否か
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年齢が30代中盤以降か30前後か
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パートタイムかフルタイムか
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授業料の違い
ただ、近年ではEMBAのなかでもさらに2つにコースを細分化して、MBA平均年齢の30前後の直後に当たる30代前半が平均年齢になるような講座が開設されるケースもあります。また、EMBAの講座を持っていないビジネススクールなどは、MBAの平均年齢が他のビジネススクールのEMBA並みに高いスクールもあります。
上記の結果、EMBAかMBAかという問いについてはどのスクールに出願しようとしているかによっても異なる、というのが正確な回答となります。
ただ、上記で述べた4つの視点というのが引き続き重要であるのは間違いないので、検討の軸としては引き続きこの点は重要になります。
ただ、一つだけ言えるのはもし志願者が20代であれば基本的にはMBA一択になるので、30代前半から中盤にかけてが一番悩ましいケースになってきます。
ちなみに私の場合はまさにこの30代前半から中盤にかけての年代に該当していたので、非常に悩んだのですが最終的にはEMBAを選択しました。