海外EMBA・MBA留学カウンセラーの選び方

今回は海外EMBA・MBA留学カウンセラーの選び方というテーマで取り上げていきたいと思いますので、カウンセラー選択で悩まれている方はぜひ参考にしていただければと思います。

なお、そもそも留学カウンセラー自体が必要なのかという点については以下のブログで取り上げていますので、興味がある方は併せてご覧ください。
EMBA出願の際の留学カウンセラーサポートは不要なのか?

誰にでも合うカウンセラーは存在しない

まず、一番重要な点なのですが”誰にでも合う万能なカウンセラーは存在しない”という点は頭に入れておく必要があります。例えば大学受験を考えた場合、恐らく日本で一番有名な塾の講師は林修先生になると思いますし、東大の国語を考えた場合には恐らく一番オススメの講師になると思います。しかし、例えばオックスフォード大学の受験を目指している受験生の専属講師として相応しいかというと、それはまた別の問題になります。

つまり、カウンセラーにも必ず得意分野と不得意分野があり、また受験生の側も志望校の違いやカウンセラーに求める部分が異なるためです。そのため、どういう軸で考えたら良いのかという点を以下で解説していきます。

日本人カウンセラーか外国人カウンセラーか

受験生の方が一番最初に考えるのが、この観点だと思います。日本人カウンセラーの場合はコミュニケーションが非常に容易なのと、エッセイやCVのブレインストーミングや仕上げていく過程でも自分自身のイメージともあまりズレがない成果物が出来上がるというメリットがあります。

一方、外国人カウンセラーの最大のメリットはやはりネイティブであるという点であり、優秀と言われるようなカウンセラーは、本当に素晴らしい内容のCVやエッセイに仕上げてくれます。私自身は受験自体は、外国人カウンセラーを利用していたのですがやはり素晴らしい内容にブラッシュアップして頂きました。

ただやはりニュアンスの違いは私の場合も結構発生して、ドラフトがかなり華美な感じになってしまったので実態に即した方向に合わせるために、何度も修正作業が発生しました。ここで気をつけないといけないのが、エッセイの内容は必ずインタヴューでも聞かれるため、あまりに完成度の高いエッセイを仕上げてしまうとインタヴューでの英語力との落差で代筆疑惑が生じてしまうリスクがあります。

なお、Next Stage Oxfordでは日本人カウンセラーと提携の外国人カウンセラーを組み合わせたサービスの提供も可能で、上記で述べた両者のメリットを享受して受講が可能です。

どこのEMBA・MBAを取得しているか

留学カウンセラーは最近非常に増えてきており、なかなか信じられないかも知れませんがEMBA・MBAを取得していない方が担当されることもあります。確かに、EMBA・MBA留学カウンセラーは資格がなくともなれますが、受験プロセス・授業レベルについての理解や困難さの把握という点ではどうしても実体験がないため劣ります。

一方、仮にEMBA・MBAの資格を保有していたとしてもどこのビジネススクールの資格かという点もぜひ確認して頂きたいと思います。これは最初に例に挙げた林先生のケースも林先生自身が東大の出身ですし、またスポーツ界で見ても大谷選手の育て親の栗山監督も自身が元プロ野球選手でした。

つまり指導者側と生徒側ではある程度同じレベルでないと、カウンセリングの効果を最大限発揮することは難しいと考えます。もちろん、例外はあり生徒側がいわゆる天才というタイプで誰がカウンセラーとして担当しても受かる方も若干名ですがいらっしゃいます。むしろ、生徒にとって可哀想なのがカウンセラーの能力不足で本来なら合格できる方が、落ちてしまうケースです。

以前他のカウンセラーを受けてビジネススクールに残念ながら落ちてしまい、弊社の講座を受けていただいたケースがありました。その方は、エッセイでもっと刺さるエピソードが沢山あるにも関わらず一般的なよくあるエピソードを取り上げてしまい、他の候補者と全く差別化ができないエッセイになってしまっていました。

もちろんこれが不合格になった直接の原因かは分かりませんが、少なくとも私が学校関係者であればパスはさせないだろうなと思いました。

フィーリングが合うか

この点が実は一番大事な要素かも知れません。留学カウンセラーは厳しい受験プロセスの伴走者になります。そのため、フィーリングが合い信頼できるカウンセラーであるかという点が非常に重要になります。この点を図るのは実は意外と簡単で、最近ではどの留学カウンセラーも初回無料などのサービスを提供しており、お試しが可能になっています。

もし可能なら対面でお会いしてお試しが、一番フィーリングが分かるので良いと思うのですが難しければもちろんオンラインでも良いと思います。