Oxford Executive MBA 授業- module9

Module9 はAccountingのペーパー試験とBusiness Financeの2科目。
ペーパー試験はプログラム始まってから初めてだったこともあり、前日は学校の図書館で勉強をしているクラスメートを多くみかけました。

試験が初日の午前中いっぱいで終わったのち、午後からファイナンス論へ。
とは言え、今回はみなAccountingの試験に注力しておりFinance論の予習をやってきている人はほぼ皆無でした。私自身、日本語版のジョナサン・バークのコーポレートファイナンス第2版にザッと目を通すだけで終わってしまい十分な予習を出来ないままでのmoduleになってしまいました。

具体的な授業内容としては、OptionやIPO除き会計士の試験科目の一つ経営学の、ファイナンス論と重なっている部分もありました。

Lesson 4 CAPM
Lesson 5 More on CAPM and Market Efficiency
Lesson 6 Capital Structure
Lesson 7 Bankruptcy and Tax
Lesson 8 More Tax and Executive Compensation
Lesson 9 Basic Derivatives and Hedging
Lesson 10 Financial Options
Lesson 11 IPOs

CAPM, MM理論などはその典型かと思います。Equityで調達するかDebtで調達するか、なども講義に含まれていました。通常は資金調達については企業側の視点で説明されることが多く、負債の方が支払利子の節税効果があるため有利、というのが一般的な講義だど思います。ただ、今回の授業ではもう一段階進めて、政府側の税金徴収の観点、個人投資家の配当にかかる所得税の影響等まで含めた説明がされていました。企業及び投資家まで含めると、関係図も複雑になってきて、この段階で結構脱落している人もいました。

極めつけは、金曜日のラストの授業の終盤20分に教授がブラックショールズモデルのモデルを説明し出した辺りで(もちろん完全版ではなく、概要レベルですが)、早口の講義と読みづらい板書及び大量の数式と相まって、ファンドで働いているような現役ファイナンス系のクラスメート以外を、全員置いていってしまいました。とは言え、このブラックショールズモデル自体は、テストに出さないと明言していたので少しホッとしました。

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