海外EMBA・MBAを目指すにあたって、受験生の誰もが直面するのが「英語力の証明」になります。偏差値やペーパー試験が基本的にない海外EMBA・MBAにとっては、TOEFLやIELTSといったスコア提出は、出願条件の中でも重要な要素のひとつです。
本記事では、海外トップ校に合格するために必要な英語力を、TOEFLとIELTSの違い・選び方とともに、合格者スコアの傾向や対策のポイントまで徹底解説します。
なぜ英語スコアが重要なのか?
多くの海外EMBA・MBAプログラムでは、英語力を出願条件のひとつとしいます。特に以下の理由で英語スコアが重要とされています。
- 授業が英語で行われるため、理解力・発信力が求められる
- グループワークの課題などもあり国際的な協働環境での意思疎通力を評価
そのため、英語スコアが低いと、他の出願要素が優れていても書類審査で不利になるケースがあります。
TOEFL vs IELTS 比較表(出願者向け)
項目 | TOEFL iBT | IELTS Academic |
---|---|---|
試験形式 | 全セクションPC受験 | スピーキングのみ対面(または録音) |
評価スコア | 0~120点(各25〜30点目安) | 0.0~9.0(0.5刻み) |
結果通知まで | 約4〜8日 | 約1〜5日 |
認知度 | アメリカ・カナダの大学中心 | イギリス・ヨーロッパ圏中心 |
難易度の特徴 | リーディング・リスニング重視 | スピーキング・ライティングが明瞭に評価 |
なお、IELTSにはペーパー版とコンピューター版がありそれぞれ結果通知は以下のように公式ホームページに記載されています。公式サイトのリンクとともに併せて記載しておきます。
・IELTSペーパー版:13日後
・IELTSコンピューター版:1~5日後
https://jsaf-ieltsjapan.com/ielts/grades/
どちらの試験も、ビジネススクールで高く評価されているため、試験形式なども勘案して自分の得意な方を選択するのが重要になります。
合格者のスコア帯と英語力目安
Next Stage Oxfordの過去受講生のデータおよび各校公式サイトの情報をもとに、合格に必要なスコアの目安は以下の通りです:
- TOEFL iBT:100点以上(トップ校は105〜110点)
- IELTS Academic:6.5以上(トップ校は7.0〜7.5)
特にオックスフォード・ケンブリッジなどの名門校では、高得点かつ英語での自己表現力が問われるため、単なる試験対策にとどまらない準備が求められます。
なお、EMBAとMBAで比較するとMBAの方がIELTSでは0.5ほど高いスコアが必要になるイメージです。
TOEFL・IELTSの選び方:どちらを受けるべき?
どちらを受けるか迷った場合、以下を基準に検討すると良いと思います:
- TOEFL:アメリカ・カナダの大学を志望、IELTSのWritingがどうしても合わない
- IELTS:イギリス・欧州志望、スピーキングでの対面力に自信がある方
しかしながら、学校がどちらのスコアを受け入れているかは必ず確認しましょう(ビジネススクールの多くは両方OKですがどちらかのみのスクールもあります)。
また、通常TOEFLとIELTSを両方認めているビジネススクールは、有利不利が出ないようにそれぞれの最低点を揃えています。しかしながら、稀に乖離がありTOEFL109点に対してIELTS7.0などと規定されているケースがあり、この場合はIELTS一択になります。
英語対策のポイントと勉強法
英語スコアは数ヶ月で大きく伸ばすのが難しいため、長期戦を見据えた戦略的学習が鍵となります。
- 苦手セクションを早期に特定
- 本番形式での模試を定期的に実施
- ビジネス英語に近い教材・Podcast・ケーススタディを併用
- ネイティブ添削を活用したライティング強化
特に出願に必要なエッセイやインタビュー対策と並行して準備することで、スコアと実践力を両立できます。
Next Stage Oxfordの講座で、最短ルートでスコア達成を
英語に不安がある方にこそ、経験豊富なカウンセラーとネイティブ添削チームによるサポートを受けていただきたいと考えています。
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- 出願書類・エッセイの英語ネイティブチェック
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