今回は、問い合わせで最も多い内容の一つである、IELTSとTOEFL、EMBA及びMBA受験ではどちらを利用すべきか、というテーマでブログを記載しようと思います。
結論から言うと、基本的にはIELTSをお勧めします。ここで基本的には、と書いてあるのは、もちろん例外があるためです。ここでいう例外とは、以下の3点に該当する場合です。
- IELTSとTOEFLの要求スコアに著しい差異があり、TOEFL有利になっている
- TOEFLの勉強をすでに相当進めている
- Writing が非常に苦手
まずは、一番目からですが、通常、IELTSとTOEFLは一方が有利にならないようにある程度、同じレベルに揃えています。例えばオックスフォードの場合は、私が入学したときは、TOEFL109点(それぞれのセクションの足切りスコアもあり) or IELTS 7.5 (かつeach component 7.0以上)という条件でした。ただし、学校によりまれにここの対応がずれている場合があり、TOEFLの方が有利になるケースがあります。
例えば、要求スコアがIELTS7.5 or TOEFL100点であれば、TOEFLを狙った方が目標ははるかに達成しやすいと思います。これは、IELTSが0.5刻みでしかスコアリングできない関係上、細かい調整が出来ないため、と推測されます。そのため、まずはスクールのサイトで要求スコアを確認することが第一歩になります。
二番目については、TOEFLの勉強を相当程度、進められている場合です。IELTSとTOEFLでは、特にWriting とSpeakingは全く対策方法が異なるので、すでにTOEFLの対策を相当程度進めている場合は、そのままTOEFLで進めた方がよい可能性の方が高いです。
三番目については、これは私自身、非常に苦労してあらゆる方法を試し、もがき苦しんだので良くわかるのですが、、IELTSのWriting は非常にスコアリングがシビアかつ理不尽なことも多いです。Writing だけ取り出すと、間違いなくIELTSの方が難易度が高いと思いますし、苦手なかたは慎重に検討して下さい。
特に、トップ校などは、IELTSの各コンポーネントで7.0以上を要求されるので(私の時は、Oxford, Cambridge, Harvardなど数校のみ)、必然的にWriting で7.0を取ることが求められます。これは、Native でもなかなか難しい、と言われています。5.5 – 6.5までなら、対策をしっかりと重ねて、何度か受験すればそこまで苦ではないかもしれませんが(私は6.5取るのもかなり苦戦しましたが。。)、7.0は壁二つくらい、超えるイメージです。
一般的に、TOEFL109は純ドメにはほぼ不可能、と巷で言われている事からも、どれだけ難易度が高いか、が分かると思います。ちなみに、私自身はこの質問を、ビジネススクールの担当官にも質問したことがあるのですが、その際も、IELTSを勧められました。