今回のMBAフェアもそうですが、今年に入ってから英文CV Reviewについて明らかな傾向の違いが生じています。具体的には従来どおりのイチからCVを作成していくのではなく、生成型AIでたたき台を作成したあとブラッシュアップしたもののレヴュー依頼や、他のカウンセラーと作成したCVの2nd reviewといった形です。
特に後者の場合は、プロのカウンセラーの手が入っているので読み手側からするとすぐに分かるのですが、果たしてCVの方向性や内容として問題ないのかという点が気になるようです。
このような2nd reviewの行う場合、カウンセラーによってReview方針は大きく以下の2タイプに分かれると思います。こちらはどちらが良いか優劣はないため、受講生のかたがどちらのスタイルを求めているか、で決めて頂くのが良いと思います。ちなみに、Next Stage Oxfordは、“前カウンセラーの作成方針をできるだけ尊重”するアプローチを採用しています。
1. 前カウンセラーの作成方針をできるだけ尊重
-
メリット
- すでに作成済みのCVを生かせる
- CVの修正が比較的容易
-
デメリット
- 別カウンセラーのCV添削方針を理解するには経験と意図の把握が必要で、カウンセラーの力量によってサービスの質が変わる
- 大幅な修正がないことも多く2nd opinionの性質を理解していない場合、満足感を得にくい可能性がある
2. カウンセラーのあるべきCV像へ近づける形
-
メリット
- 一貫した修正方針の提示が可能でありカウンセラーの力量もそれほど問わない
-
デメリット
- 大幅な修正が必要な可能性が高く受講生の負担が大きい
- カウンセラーの指摘が正しければ良いが、誤っていた場合むしろ修正後のCVのクオリティが下がる可能性がある