Oxford Executive MBA 授業- module7

Oxford Executive MBA module7は、Marketing Part2, Technology and Operations Management Part2及びAccounting Part1の3つから構成されていました。まずはMarketing。こちらは前回から引き続き教授はDr Kunal Basu。6つの視点のうち、前回未了のものを説明。

ケースはCitibank Launching the Credit Card in Asia Pacificを使用。このケース、ボリュームも多くまた内容も難解であり理解するのが大変であり、クラスディスカッションもいつもとは異なり特定の人が集中して発言する形になり、いつもの全体でのクラスディスカッションらしさがあまりありませんでした。

モデルとしては、Branding Strategy をピックアップ。Offer (製品の提供の仕方) とMessage (会社の訴えるメッセージ) の2軸を使い、Global mix, Global offer, Global Message, Global Changeの4つにpositionを分類し、それぞれの長所と短所が説明されましたが、シンプルなモデルであり理解し易く良かったです。一方、Collaborative mind setでは、顧客マネジメントをLoyaltyとSatisfactionの2軸を使用して説明。例えばLoyaltyが高くてSatisfactionが低い場合は、”Hostage”に該当し、電話会社などスイッチングコストの高い会社を例に説明がされました。

2つめのケースとしては、Moriarty, RT. (2002) Barco Projection Systemが使用されました。ライバルとしてソニーが全面的に登場しており、ソニーがバルコより遥かに性能の高く価格も低い商品を投入してくるのが確実ななか、バルコはどのようなマーケティン戦略を取ればいいのか、というのをメインテーマにディスカッションが進みました。自分の考えていたマーケティング戦略は、実際にバルコが採用した戦略と同じだったのですが、結果的には市場を大幅にソニーに奪われて、という結果になっていました。とは言え、身売りしないことを前提に考えた場合に、売上維持を出来る戦略が本当にオプションとして存在したのかは難しいところです。ニッチ市場に、技術力も資金面もはるかに潤沢な大手が参入してきた際には、苦戦を強いられる典型例かも知れません。

TOMではTHE DISCOVERY EXERCISEというクラス単位でのワークを行いました。具体的には、それぞれSales, Finish, Supplier, Distributor, Customerという各チームに分かれて、受注から販売までのプロセスをビジネスゲームとして学ぶというものです。3時間のクラスのなかで、全3回実施したのですが初回は赤字で酷いものだったのですが、その後のディスカッションのあとに2度目は利益が、3度目は目標の£5,000を大幅に超えた£20,000を叩き出して、教授も驚いていました。このエクササイズを通して学んだのが、受注とディストリビューション及び顧客との情報共有がうまく出来ていると、無駄な在庫も減り、売り上げの最大化を図れるというのを、身をもって体験しました。

そして、最後にToyota Motor Manufacturing, U.S.A., Inc.のケーススタディを使用して、リーン・シックスシグマ及びトヨタ生産方式を学んだのですが、すでにこの1週間だけで、トヨタのケースが何回か取り上げられているので、生徒たちもまたアンドンとカンバンか、という雰囲気になってしまい、確かにトヨタのプロセスマネジメントは良く出来ているとは思うのですが、もう一社くらいケースで取り上げた方が、比較も出来たりと理解が深まるのでは?とも思いました。

最後にAccounting。教授はProf Amir Amel-Zadeh。BS, PL, CFの繋がりを説明しつつ、各論としては収益、貸倒れ、在庫、未払費用などが説明されました。教科書は参考書代わりということで、直接使用することはありませんでしたが、S. David YoungのCorporate Financial Reporting and Analysis Third Editionが配布されました。また、単純に一方的に講義を進めるだけではなく、アップルのケーススタディを使用して、収益の認識基準の在り方を討論したり、Kansas City Zephyrs Baseball Club, Inc. 2006,を使用してあるべき会計処理は何かを皆で考える、というように、教わることだけでなく、考えることも重視した授業構成になっていました。ただ、財務3表の繋がりからスタートして、上記のディスカッションまで討論のレベルを持っていくには、やはり時間が圧倒的に足りず、大多数の生徒が置いてかれてしまう展開に。

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