Oxford Executive MBA 授業- module12 China その4

気が付いたら、中国Moduleも最終日になりました。今日は、ARM Accelerator というイギリスケンブリッジ発のスタートアップの企業へ訪れました。こちらの会社は、ARMというアーキテクチャを設計・開発しており、スマートフォンの約9割で導入されている技術とのことでした。インテルなどと異なるのが、インテルはCPUを自ら作成してパソコンに組み込むという形を取っていますが、ARMは設計・開発のみであり、ロイヤリティーとライセンスフィーというビジネスモデルである点が大きく異なります。

このARMのアーキテクチャ、スマートフォンの部品としては、わずか1%しか占めていないものの、コア部分であることと、技術的な敷居が非常に高いというのが参入障壁になっており、強力なライバルが出てきていない、という話でした。

ただ、新興市場へのスマートフォンが行き渡ったあとの、次の大きな収益源をどうするか、というのが企業の課題という話をしていました。なお、この会社、ソフトバンクに買収されたということで、少しだけその点についてもディスカッションで触れられました。

その後、午後の最終講義は一週間のラップアップと午前中の企業見学の振返り、となりました。とにかく、深圳の発展ぶりが著しく中国の急成長と勢いを肌で実感したmoduleでありましたし、同時にそのStateの影響力というのも考えさせられた、非常に充実したmoduleになりました。明日は香港経由で帰国予定なので、少し市内の様子を見つつ、過ごそうかと思います。

 

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